「お庭の砂利敷き」の費用・価格・金額・値段・料金の相場について
土の庭に雑草が生えて困っています。庭に砂利をまいて雑草対策をしたいのですが費用はどれくらいかかるでしょうか?
お庭の砂利敷き 費用・料金・金額・値段・参考価格
雑草対策の基本は、土の部分に日光があたらないようにブロックすることです。方法は砂利敷きやレンガ張り、タイル張り、石張り、コンクリート打設など様々ありますが、手軽に出来て広いスペースをカバーするのに適しているのは砂利敷きです。
お庭に砂利を敷く場合の一般的な施工費用・価格・金額・値段・料金の相場は、施工方法や業者さんによって違いがありますが、株式会社グリーン・パトロールの場合の費用をご紹介します。
①基本の砂利敷きの費用・料金・金額・値段・参考価格
雑草の除去費用 | 0円~/㎡ |
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防草シートの敷き詰め費用 (防草シート+作業費用+3年保証※) |
3,000円~/㎡ |
砂利撒き費用 (砂利+作業費用) |
2,500円~/㎡ |
雑草の除去費用
雑草対策工事はまずお庭の雑草を取り除き、土の状態にリセットする作業から始まります。雑草の除去費用は、お庭の状態によって金額が変わります。
既存の雑草が全く生えていない場合は費用がかかりません(0円)が、メヒシバやカタバミなどの雑草が密生している場合は、「3,000円/㎡」撤去費用がかかります。ドクダミやスギナなどの地下に根が張る雑草が密集している場合は、「1万円以上/㎡」かかる場合があるので、依頼する業者さんに確認が必要です。
防草シートの敷き詰め費用
防草シートの敷き詰め費用は、使用する防草シートのグレードによって金額が変わります。
グリーン・パトロールでは、公共事業でも使われている厚みのあるグレードの高い防草シートを採用しているので、参考費用は「 3,000円~/㎡ 」となります。
砂利撒き費用
砂利を撒く費用は、使用する砂利の種類で費用が変わります。
コストパフォーマンスが一番良いおすすめの砂利は、神社に撒かれているのと同じ砂利を使用することで、その場合の参考費用は「 2,500円~/㎡ 」となります。
②お庭の土地が平らではない場合に追加でかかる費用・料金・金額・値段・参考価格
整地費用 | 3,000円~/㎡ |
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整地費用は、地面が元々平らなお庭は不要ですが、表面がでこぼこしているお庭の場合は整地(転圧)を行う必要があります。ランマーやプレートという器具を用いて、土を平らに締め固めます。
③庭土を減らさないといけないお庭に追加でかかる費用・料金・金額・値段・参考価格
掘削費用 | 1,000円~/㎡ |
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残土処分費用 | 1,500円~/㎡ |
お庭に防草シートと砂利を敷くとその分高さが出るため、敷地が高いお庭の場合は、既存の庭土を掘り取る必要があります。
雨が降ると隣家の敷地に水や土が流れ出てしまうような高い敷地のお庭の場合は、何も対処せず砂利を敷いてしまうと、隣家の敷地に砂利がこぼれ出て迷惑をかけてしまう場合があります。そのような事態を防ぐため、既存の庭土を掘り取って新たに砂利を入れるスペースを作る掘削費用と、掘り取った土を処分する残土処分費用がかかります。
残土処分費用は、搬出費用によって変わります。(例:庭から道路に出る通路が極端に狭く、一輪車等の運搬器具が通らないため、残土を土嚢袋に収納して人の手によって運ばないといけないなど運搬方法が制限される場合は、費用負担が増えます。)
④水はけの悪い土地の場合に追加でかかる費用・料金・金額・値段・参考価格
砕石・転圧費用 | 1,600円~/㎡ |
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ぬかるんでいる土地や粘土質な土地など水はけの悪いお庭の場合は、砕石を敷き詰め転圧して平らに締め固める砕石・転圧費用がかかります。
水はけの悪いお庭にそのまま防草シートと砂利を敷くと、2~3年ででこぼこになってしまいます。土地が柔らかいので人が上を歩くと重みでへこみますし、歩かなかったとしても雨水が溜まったり乾いたりを繰り返しているうちにでこぼこになってしまうからです。
地面がでこぼこになると、歩きにくくつまづく危険性があるだけでなく、防草シート同士を張り合わせている接着面が外れ、そこから草が生えて来てしまいます。それを防ぐために、砕石を下に敷き詰め転圧して平らに締め固める必要があります。
お庭の砂利敷き 費用・料金・金額・値段・参考価格 Q&A
お庭の砂利敷きに関する費用・料金・金額・値段・価格について、お客様からよくいただくご質問をご紹介します。
Q.費用を抑えるにはなるべく安い砂利を使えば良いですか?
値段の安い砂利は角がとがってゴツゴツしている形状の物が多いので、踏むと痛い上、小さなお子さんが転ぶとケガをする危険性があります。また、とがった砂利は砂利同士がぶつかって細かく砕け砂化するので、雑草が生えやすくなります。ですので角がとがった砂利は、値段が安くてもお庭に敷く砂利には適していません。
一番おすすめなのは神社によくまかれている砂利です。神社で使われている砂利は、角が丸いのでケガをする心配がなく安全に歩けます。価格も手頃でコストパフォーマンスが良いため、敷地が広く大量に撒く必要がある神社に使われているのです。
Q.費用を抑えるために砂利の厚みを薄くしてもよいですか?
砂利は「重し」の役割もあります。敷く砂利の厚みが薄過ぎると、台風などでせっかく敷いた防草シートが剥がれてしまう場合があります。
また砂利は「耐光性」の役割もあります。防草シートは太陽光に当たると劣化が進みます。防草シートの劣化を防ぐために、砂利にある程度の厚みをもたせて防草シートに日光が当たらないようにする必要があります。
Q.防草シートで雑草対策をすれば、雑草は生えて来ませんか?
DIYで防草シートを敷いたり、でこぼこの土地のまま整地を行わず防草シートを敷いたりなど、きちんとした作業がなされていない場合は、2~3年で防草シートの繋ぎ目や端から雑草が生えて来てしまいます。
防草シートを隙間なく敷き詰める作業はとても難しく、プロの造園職人であっても経験や技術を要する作業です。
また、防草シートの品質や厚みによっても違いが出ます。
Q.防草シートと砂利敷きはメンテナンスが必要ですか?
厚みのある品質の良いプロ仕様の防草シートであれば、防草シート自体の耐用年数は30年~40年あるので、防草シートを突き破って下から雑草が生えて来る事はありません。
しかし、風に乗って外から砂や植物の種が飛来するということがあります。細かい砂が風に乗って飛んで来ると、次第に防草シートと砂利の間に溜まって目詰まりが起こります。砂利の石と石の間に空間がある間は発芽しなかった雑草の種も、石と石の間に砂が溜まって空間が無くなれば発芽します。
防草シートの上に発芽した雑草は根が浅く簡単に抜けるので、小さいうちに抜くとよいですが、砂が溜まって目詰まりが起きた砂利は、10年に一度程度入れ替えのメンテナンスを行うと目詰まりが解消され雑草が生えにくくなります。(海のそばなど砂がよく飛んで来る環境の場合は4~5年で目詰まりする場合も。)
メンテナンスは、最初に整地や防草シートの敷き詰めをプロの手できちんと行っておけば、防草シートはそのままで上の砂利だけを入れ替えるだけで良いので、防草シートから全てをやり直すよりも費用を抑える事が出来ます。